[BookShelf Image]:1727
きょうはピーター・ラビットでお馴染みの絵本作家ビアトリクス・ポターの誕生日です。
1866年に、ロンドンの中流階級の裕福な家の娘として生まれたポター。16歳になったころ、イギリスの湖水地方に訪れ、その美しい自然の虜になり、その後も生涯にわたって魅了され続けます。
湖水地方を訪れる度に虫や小動物を持ち帰り、弟とともに大切に育てていました。後に湖水地方の広大な土地を買ったポターは、開発から自然を守るため、そのすべてをナショナルトラストに寄付しています。絵本に出てくる動物や風景は、ここから生まれているんですね。
さらに彼女はキノコに興味を持つようになり、今では生物学者としても有名です。残念ながら当時は女性であるという理由で学会に参加できず論文も不当な評価を受けてしまいましたが、後に彼女の論文が評価されることになります。
そしてその数年後、家庭教師の息子に送った一枚の絵手紙をきっかけに絵本を出版しました。
今日の一冊は
「ピーター・ラビットのおはなし」
(ビアトリクス・ポター∥さく・え、いしい ももこ∥やく 福音館書店)
4ひきの小さなうさぎ、フロプシー、モプシー、カトンテールにピーターはお母さんと一緒に大きなモミの木の巣穴に住んでいます。
ある日いたずらっこのピーターは、お母さんのいいつけを守らずにマクレガーさんの畑に忍び込みました。畑のやさいを食べていると目の前にマクレガーさんが!ピーターはにげられるのでしょうか・・・?