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マリリン・モンローは1926年6月1日、カリフォルニア州ロサンゼルス生まれで、
36年という短い人生でこの世を去りました。
様々な映画で典型的な「金髪美女」(ブロンド・ボムシェル Blonde bombshell)
の役を演じ、1950年代から1960年代初頭にかけて最も人気のあるセックスシン
ボルの1人でもあり、同時代の性の革命の象徴でもありました。
死後も重要な大衆文化のアイコンとなり、数多くのアート作品や映画の題材と
なっています。
ご紹介する一冊は、『マリリン・モンロー』亀井俊介/著 岩波書店です。
とろけるような表情で世界中の男たちを悩殺したマリリン・モンローとは、セク
シーな美人女優にすぎなかったのか、著者がその不幸な生いたちに始まる生涯を
追いながら、「性の女神」を生んだアメリカの大衆文化、そして日本の「マリリ
ン熱現象」を考えます。マリリン・モンローを知らない人も知っている人も、伝
記的事実も多く記されているので、読み応えがあります。