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5月10日は地質の日になったのは、1876年のこの日、アメリカの地質学者ライマンらが日本初の広域的な地質図
「日本蝦夷地質要略之図」を作成したことにちなみます。
また、1878年のこの日、地質の調査を扱う内務省地理局地質課が設置されました。
今日の一冊は、
『地質学者ナウマン伝 フォッサマグナに挑んだお雇い外国人』(矢島 道子/著)です。
ドイツの地質学者のナウマンは、いわゆる明治政府のお雇い外国人で
20歳の若さで来日。東大の初代地質学教授となった人です。
日本列島の地質調査を行い、現在でもナウマンゾウの化石の発見に寄与したり、フォッサマグナを発見したと言われていて
日本の本格的な地質図を初めて作り、地質構造を明らかにした業績があります。