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今日は、自然環境における人間のあり方に大きな警鐘を鳴らした生物学者、
レイチェル・カーソンが生まれた日です。
彼女が1962年に執筆した「沈黙の春」は環境問題の古典といわれ、全世界
に影響を及ぼしました。
今日の一冊は「センス・オブ・ワンダー」
(レイチェル・カーソン∥〔著〕、上遠 恵子∥訳)
この本のなかで「センス・オブ・ワンダー」は「神秘さや不思議さに目を
見はる感性」と訳されています。新潮文庫版のこの本には、写真家、川内
倫子さんの写真が挟まれており、レイチェルが小さな甥のロジャーと共に
あらゆる自然に向けたまなざしを、一緒に体験できるよう。
解説には「私のセンス・オブ・ワンダー」と題して福岡伸一、若松英輔、
大隈典子、角野栄子と異なる分野の第一人者によるエッセイが寄せられて
います。
自身の中に眠っているセンス・オブ・ワンダーを見つめられそうな一冊。