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1862年の今日は、世紀末ウィーンを代表するオーストリアの画家、
グスタフ・クリムトの生誕日です。
黄金のにぶくまばゆい光に包まれる美しい女性たち、100年以上を経
た現代でも多くの人をとりこにし、本の装丁、パッケージなど、彼の
画をみかける機会が多くあります。
今日の一冊は「グスタフ・クリムトの世界」
(グスタフ・クリムト∥〔画〕、海野 弘∥解説・監修)
装丁の美しさもさることながら、クリムトの一生、彼のキーパーソンと
なる人々、時代の変遷、世紀末ウィーンという都市、そして一生を通じ
た彼の絵画がふんだんに紹介されています。特に絵画の解説は気づない
個所を知れたりと、面白さに時間を忘れるよう。クリムトは、ジャポニ
ズムの影響も多くうけていたようで、日本の浮世絵を彷彿とさせるモチー
フにも気づくことができたりなど、読んで眺めて素敵な一冊です。