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今日は福岡県にあった三井田川炭鉱で爆発事故があった日です。

元々は薪の代用として個人消費されていた石炭でしたが、日米和親条約締結後、港の解放により船舶への燃料供給の需要が高まっていき、北海道にて最初の炭坑が開発されました。元々船舶の燃料として使用されていた松やにが高騰したため、低価格であった石炭が歓迎されました。

明治ごろから活発になった炭鉱事業ですが、現在はエネルギー革命を転機に多くの炭坑が姿を消しています。

炭坑と聞くと良く耳にするのはガス爆発などの事故ですが、三井田川炭鉱は設備がかなり整っていたため長らく安全面では優良の炭鉱でした。しかし、1935年の今日、ガス爆発事故が発生し最初の爆発では死者3名、重軽傷者11名という規模でしたが、救助隊が坑内に入っているときに再度爆発が起き、二次災害も含めると死者66名になった事故となりました。

現在では閉山し、跡地には「田川市石炭・歴史資料館」、「石炭記念公園」として整備され炭鉱として使われていた煙突などが国登録有形文化財に登録されました。

 

本日の一冊はこちら「ニッポン産業遺産の旅」(二村 悟/監修)です。

本書は、炭鉱や製鉄所、ダムや鉄道など近代日本の発展を支えたモノづくりの原点を紹介した本です。

見たことがあるものもあれば知らないものもあるかもしれないですね。

2024年 (令和6年)
11月26日(火)
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