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今日は19世紀イギリスのSF作家ハーバード・ジョージ・ウェルズの亡くなっ
た日です。
影響を与えた作家は数知れず「透明人間」、「タイムマシン」などなど
名作は尽きずSFの礎を築いた作家のひとりです。
今日の一冊は「モロー博士の島 他九篇」
(H.G.ウエルズ∥作、橋本 槙矩∥訳、鈴木 万里∥訳)
遭難した主人公が助けられ、連れていかれたのは表舞台から姿を消した、
名のある生理学者モロー博士が住む不穏な島。そして、その島で出会った
のは人間の形をした何かだった。
19世紀末に書かれた話ですが、現在に通じる、むしろ現在だからこそ感じ
る恐怖がそこには描かれています。
この話以外の作品もSFの始祖が書いたものだけあって、これはドラえもん
の秘密道具のような?などと現代作品のあちこちにみられるモチーフが描
かれています。夏の冒険にぴったりの一冊です。