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今日はマザー・テレサが亡くなられた日です。

1997年の今日、マザー・テレサ(本名:アルーマニア語でアグネサ/アンティゴナ・ゴンジャ・ボヤジ)が逝去されました。

「マザー」は指導的な修道女への敬称であり、「テレサ」は彼女の敬愛したフランスのカルメル会の修道女であったリジューの聖テレーズに因んだ修道名だそうです。

1910年8月26日にコソボ州ユスキュプ(今の北マケドニア共和国スコピエ)に生まれ、18歳の時にアイルランドで修道女になり、そののちにインドのダージリンに赴きました。

1946年9月に年に一度のダージリンでの黙想に向かう列車の中で「すべてを捨て、もっとも貧しい人の間で働くように」という啓示を受け、1948年にようやく許可が下り、カルカッタのスラム街に赴いて活動を始めました。活動の当初は様々な批判にさらされていました。しかし、彼女が貫いた相手の宗派を問わない姿勢が世界中から関心を持たれ、多くの援助が寄せられました。そのことにより全世界規模で貧しい人々の為に活動を展開していくことができました。その後、彼女の功績を讃え、ノーベル平和賞など数多くの賞が彼女に贈られました。

晩年は病や怪我にみまわれ、世界中が見守る中、インドのカルカッタにあるマザー・ハウスで87歳の生涯を終えられました。彼女の死後、奇跡的なエピソードにより列福・列聖が異例の早さで行われました。2003年に「福者」、2016年に「聖人」と当時のローマ教皇が宣言しました。

 今日、紹介する1冊は「マザー=テレサ:ノーベル平和賞に輝く聖女」(望月 正子(著)//講談社火の鳥伝記文庫)です。上記のような彼女の生涯について、分かりやすく、幅広い年代の方に読みやすいものです。昨今の世情だからこそ彼女の志を再び学ぶべきだと思います。

2024年 (令和6年)
5月4日(土)
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