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まるで、蛇がとぐろを巻いたかのような形をした『ニッポニテス』というアンモナイトが日本で発見された日です。
日本古生物学会が記念日を制定し、全国各地で化石の日イベントが行われています。
本日ご紹介する1冊は『宮沢賢治の地学教室』(柴山 元彦著)です。
宮沢賢治氏は、注文の多い料理店・銀河鉄道の夜・雨ニモマケズなどみなさんを惹きつける作品を多くつくられました。
その人物像は興味深いです。
例えば、著者は音楽に関心がありレコードを集めたり、幼少期から石を好んで収集したりする鉱物愛好家の一面があったそうです。
ですので宮沢賢治氏の文章には地学が結びついているのです。
著者の今までの作品の一部文章を引用し、可愛いイラストとともに高校の基礎地学科目に合わせて学べる本です。
多方面の学びが深まる、満足度が高い一冊だと思います。