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10月16日はフランス王妃、マリー・アントワネットの没日になります。
フランス革命により処刑された王妃であり、「パンがないならケーキを
食べればいいじゃない」という言葉のイメージから贅沢の限りを尽くして
いた王妃というイメージを持たれていますが、実際には多くが後世の創作
や作られたイメージということが判明しています。
特に有名なものが「首飾り事件」で、マリーアントワネットと親交がある
と騙った貴族の起こした詐欺事件で、本件ではマリーアントワネットは全く
の無関係だったにもかかわらず、詐欺事件を起こしたにはアントワネットで
あるという誤った噂が民衆の間で広まってしまい、民衆から嫌われることに
なってしまいました。
今日紹介する一冊は『マリー・アントワネットは何を食べていたのか』
(ピエール=イヴ・ボルペール/著、ダコスタ吉村花子/訳)です。
有名ではあるけれど、意外と知らなかったり、間違ったことの多い人物の
マリー・アントワネット。食べているものもイメージしたものとは大きく
異なるかもしれません。