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11月1日は日本のプロ野球球団、中日ドラゴンズが日本一を達成した日になります。
中日としては1954年以来53年ぶりに達成した日本一で、中日の投手による完全試合
リレーが話題を集めました。
野球における日本一というのは、NPBには二つあるプロ野球リーグのセ・リーグ、
パ・リーグの両リーグの代表が日本一をかけて競うプロ野球日本選手権シリーズで
の優勝のことを指します。
当時の中日は投手力が高く、1点のリードを手堅く守るスタイルで戦うチームで
した。この方針は、2003年より監督を務めていた落合博満氏によるもので、ホーム
ランの出にくいといわれるホーム球場のナゴヤドームと合致した戦い方でした。
中日が日本一となった試合で話題となったのが、完全試合まであとわずかまで迫っ
ていた中日の投手、山井大介氏を最後の守備回で交代した完全試合リレーです。
一見すれば山井氏の完全試合で日本一達成という偉業を阻んだかのように見えて
しまう采配で、賛否両論となりました。
今日紹介する一冊は『采配』(落合博満/著)です。
この本の中でもこの完全試合リレーについては語っています。中日の監督としては
歴代最高の成績で監督を務めた落合監督が、何を考え、指揮を執っていたのかが本人の
言葉で書かれた一冊です。