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12月9日は夏目漱石の忌日です。
神経衰弱、虫垂炎、肺結核、胃潰瘍など生涯を通して病に悩まされた漱石。
1915年に5度目の胃潰瘍に倒れ、翌年の12月9日に体内出血を起こし『明暗』の執筆途中に死去しました。
漱石といえば”「I love you」を「月が綺麗ですね」と訳せと教えた”というエピソードが有名ですが、このエピソードに関する記録や文献などは残っておらず、事実であるかは不明だそうです。
今日の一冊は、『漱石の愛した絵はがき』(中島 国彦∥編、長島 裕子∥編)です。
「小生は人に手紙をかく事と人から手紙をもらふ事が大すきである」と残しているように、漱石は手紙が好きでした。
送ったものは2500通以上確認されていますが、受け取った手紙はほとんど残っていません。
しかしその中でも、絵はがきは数百枚が残されていることが確認されています。
この本ではそんあコレクションのうちの一部をフルカラー・解説付きで紹介しています。