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12月13日は正月の年神様を迎える準備を始める日です。
昔はこの日に、門松やお雑煮を炊くための薪等、お正月に必要な木を山へ取りに行っていたそうです。
江戸時代中期まで使われていた宣明暦では、旧暦の12月13日の二十八宿は必ず「鬼」になっており、鬼の日は婚礼以外は全てのことに吉とされているので、正月の年神様を向かえるのに良いとして、この日が選ばれました。その後の暦では日付と二十八宿とが一致しなくなったのですが、正月事始めの日付は12月13日のままということになったそうです。
今日、紹介する一冊は、『おしょうがつさんどんどこどん』(長野 ヒデ子//作・絵)です。
お正月を楽しく迎えるための絵本です。おばあちゃんが女の子と小坊主とたことねこに、歌いながら正しい年越し、新年の迎え方を指南していきます。それぞれのしきたりに意味があることが理解でき、豊かな気持ちになれる絵本になっています。