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国連食糧農業機関(FAO)が1981(昭和56)年に制定し、国際デーの一つと
なりました。1945(昭和20)年のこの日、FAOが設立され、開発途上国等
での栄養失調や飢餓について考える日です。
今日の一冊は、『フードバンクという挑戦 貧困と飢食のあいだで』(大原
悦子/著)です。フードバンクという言葉を知っていますか?まだ十分安全
に食べられるのに、ラベルの印字ミスや規格に合わないなどの理由で生ま
れる大量の「食品ロス」。その一方で、たくさんの困窮する人々や食べら
れない子どもたちが大勢います。両者をつなぎ、「もったいない」を「あ
りがとう」に変える、フードバンクという挑戦が日本各地で徐々に広まり
つつあります。食品ロス削減を図る一つの手段として今後期待されます。