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アニメや世界に広まる『NINJA』などのイメージの影響で、忍者といえば、手裏剣をなげたり、水の上を歩く修行をするイメージが強かった私ですが、本書では大学教授をはじめとする専門家が忍者に対する考察、疑問、研究などを行っており、気が付くと最後まで読み終わっていました。
戦いを避けて、コミュニケーション能力を駆使し、情報収集を行う忍者は、いつからいつまでいたのでしょうか。
想像する容姿は違えど、今も忍者マインドに近しいものをもって生活している人は身近にいるのかもしれないとさえ思えます。
第一章『忍者食をつくる』
野望と危険とのはざまでストレスを感じていた忍者は何を食べていたのか。
気になりませんか。
どんな呼吸法を用いて、どこの筋力を使い、どんな環境でも生き抜き、目的を成し遂げる忍者。
その工夫と生き抜き方が現代社会でも活かせるものがあると思わされます。