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今日、2月26日は昭和の軍事クーデター未遂事件、二・二六事件が発生した日です。
1936(昭和11)年に、皇道派の影響を受けた陸軍の青年将校等が下士官や兵を率いて蜂起し、政府要人を襲撃すると共に永田町や霞が関などの一帯を占拠した事件です。数名の閣僚や警察官、さらには一般人にまで死者が出てしまったが、クーデターとしては未遂で終わった。このことにより、時の内閣は総辞職に追い込まれ、次に出来た内閣によって新しい法律(思想犯保護観察法)が制定されることになった。
今日、紹介する一冊は、『二・二六事件蹶起将校最後の手記』(山本 又//著、保坂 正康//解説)です。
一兵卒から叩き上げ、予備少尉42歳。なぜ年齢も属性も異なる著者が二・二六事件に参加したのか?事件直前に蹶起趣意書から削られた一文とは?青年将校たちの中で異彩を放つ男による、衝撃の獄中手記になってます。