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2014年の今日、マレーシア航空の定期旅客便である370便が消息を絶ち、その後墜落しました。
この事故については、いまだに墜落した原因や消息を絶った原因が分かっておらず、謎の多い航空機事故です。
2014年3月8日に突如レーダーから消え、消息を絶った370便は1年以上も行方が分からない状態が続き、翌年の7月29日にようやく航空機の残骸と思われるものとスーツケースが発見されました。
この事故については、機長自身によるハイジャック説や乗客にハイジャックされた説、運搬していたリチウムイオン二次電池が爆発した説など、様々な憶測があり、いまだに原因がはっきりしていない。
そんな今日の一冊はこちら「飛行機事故はなぜなくならないのか」(青木謙知/著)です。
本書は航空ジャーナリストの著者が55事例の飛行機事故や航空トラブルをもとに、なぜ起こってしまうのか、という問題を突き詰めていく内容になっており、かなり細かく数字やデータを出し、それをもとに筆者の持論を広げていきます。墜落や撃墜など55の事例を詳しく知れると共に、なくならない理由も含めて考えてしまいます。