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1949(昭和24)年のこの日、現行の「漁業法」が施行されました。
漁業法は、漁業の民主化を促進し、持続可能な漁業を実現するために重要な役割を果たしています。
日本の漁業に感謝し、その発展と未来をいつまでも守るために
海や川、湖といった魚の住む環境も守りたいものですね。
今日の一冊は
『アユを育てる川仕事』(古川 彰/編、高橋 勇夫/編)
です。
高知県民にとって海のカツオ、川のアユという認知を目指すくらいになろうと、
高知県や漁業関係者が「アユ王国復権」を目指しています。
土佐はかつてアユの漁獲量が日本一だったのです。
全国でも清流の女王天然アユを増やす取り組み、川の環境を保全する活動がはじまっています。
アユに関する最新の科学情報を踏まえ、アユを取り囲む現在の環境と保全方法を、
豊富な事例とデータを挙げて解説しています。梼原町を流れる梼原川でもアユが穫れます。
川魚の苦手な人でもおいしく食べてもらえると思えるほどにおいしいので、
アユを育てる川仕事を応援したいと思います。