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今日は時代劇やドラマでおなじみの遠山の金さんのモデルとなった遠山景元が北町奉行に着任した日だそうです
1840年4月4日(天保11年3月2日)に遠山景元は大名、水野忠邦によって抜擢され、北町奉行に着任となりました。
着任翌年の1841年より天保の改革の実施が始まり、町人を奉行所に呼び出して、贅沢と奢侈の禁止を命令したり、風俗取り締まりの町触を出したり、寄席の削減など、方針の一部には賛成していましたが、町人の生活と利益を脅かすような極端な法令の実施には反対、南町奉行の矢部定兼と共に老中水野忠邦や目付の鳥居耀蔵と対立していました、天保12年11月、水野が鳥居の進言を受けて芝居小屋を廃止しようとした際、景元はこれに反対して浅草猿若町への小屋移転だけに留めたことで、感謝した関係者がしきりに景元を賞賛する意味で、『遠山の金さん』ものを上演しました。
今日の一冊はこちら「日本の伝統芸能を楽しむ 落語・寄席芸」(大友浩/著)です。
今や伝統芸能となっている寄席芸や落語。景元が守った寄席とはどんな場所なのかを基本的な知識から写真や図解を使って分かりやすく解説されております。いつでもどこでも見れるものではないですが、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。