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4月15日は象供養の日です。象牙が生活の様々な場面で
活用されていることに感謝をするという目的で、1926年に
護国寺で象供養が開催されたことが由来となっている
そうです。
加工をしやすい素材である象牙は、長い間世界中で活用
されてきましたが、象牙が高値で取引されることから象が
乱獲・密輸の対象になってしまい、個体数が減少したこと
から1990年からはワシントン条約により国際取引が禁止
されています。
今日紹介する一冊は、『パン屋再襲撃』(村上春樹/著)です。
村上春樹の短編集で、その中の一作に『象の消滅』が収録さ
れています。
日本では主に印鑑の素材として象牙が多く使用されてい
ます。適切な象牙の活用・取引はそこから生まれる利益での
象の保護にもつながることになりますので、今日を機会に
少し象牙のことを気にしてみるのはいかがでしょうか。