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『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。いわずと知れた、日本を代表する秋本治さん作のギャグ漫画です。
1976年、4月期の月例ヤングジャンプ賞入選作品に選ばれ、その年の「週刊少年ジャンプ」29号に読み切りとして掲載されました。その後、同じ年の42号から連載がスタート。約40年間、休載することなく続けられ、コミックスは200巻に達しました。「週刊少年ジャンプ」で連載を完結させるのと同日に発売される200巻で区切り良く最終巻となりました。
東京都葛飾区の亀有公園前派出所に勤務する両津勘吉を主人公に、同僚や仲間たちとドタバタ劇を繰り広げるギャグ漫画。当時の時事ネタも織り交ぜつつ、葛飾区亀有をはじめ、世界を舞台に暴れまわる姿が描かれています。
今日、紹介する一冊は、『両さんと歩く下町』(秋本 治∥著)です。
横丁や踏切、橋、神社などなど。『こち亀』の愛称で親しまれ、「週刊少年ジャンプ」で連載されていた人気作品、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。その普段着の下町風景を、葛飾区亀有で生まれ育ち、昭和30年代からの変遷を見続けてきた作者が、『こち亀』の舞台を再訪し、その地への思いと取って置きの話を綴っています。『男はつらいよ』の山田洋二監督との初対談も収録されています。