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今日は、森鷗外がドイツ留学に出発した日です。
小説家、評論家、翻訳家、軍医・・・と多くの経歴を持つ森鴎外は、1884年の今日、ドイツ帝国の衛生学を勉強するために横浜港からドイツへと出発しました。
森鷗外の代表作といえる『舞姫』は『うたかたの記』『文づかひ』と共にドイツが舞台になっていて、❝ドイツ三部作❞と呼ばれています。特に『舞姫』はドイツ留学での体験がもとになっているようで、鷗外の帰国後、ドイツから鷗外を追って来日した女性が、登場人物【エリス】のモデルではないかともいわれています。
今日の1冊は
『鷗外の恋 舞姫エリスの真実』(六草 いちか∥著 河出書房新社)
夏のある日の夕方、それは一丁の拳銃から始まった…。予期せぬことが切っ掛けでスタートした「舞姫」エリスのモデル探し。文豪・森鴎外がデビュー小説に秘めた日本文学最大の謎が、130年の時を超え、いま明かされる。