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今日は、一年の最後の日である大晦日です。
ご存じの方もおられるとは思いますが、月末のことを晦日(みそか)・晦(つごもり)と言い、年末の最後の晦日なので大晦日・大晦という。「みそか」は三十日の意、「つごもり」は月篭り(つきごもり)が転じたもので、旧暦では毎月1日が新月であり、その前日を「つごもり」と呼んでいたんだそうです。
大晦日には伝統的な風習があり、除夜の鐘や年越し蕎麦、NHKの紅白歌合戦。また、地方にはその地方独自の風習も見受けられます。これらの風習は、新年を迎えるにあたって新たなスタートのために行われているものだと思えます。
今日、今年最後に紹介する一冊は、『魔法のカクテル』(ミヒャエル・エンデ//作、川西芙沙//訳)です。
大晦日の夜、魔術師イルヴィツァーは焦っていた。真夜中までに自然を破壊しなければ、地獄の魔王との契約が果たせないのだ。そこへ魔女が現れて、どんな願いもかなう魔法のカクテルをつくることに…。たっぷりの遊び心と風刺がきいた長編ファンタジーになっています。
今年も一年ありがとうございました。来年も引き続きよろしくお願い致します。それでは、よいお年をお迎えください。