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今日は、農山漁村婦人の日です。
農山漁村の各地域における女性の地位・役割の向上を目指す為に、農林
水産省婦人・生活課が1988(昭和63)年により制定しました。
今日の1冊は「宝は農村にあり 農業を繋ぐ人たち」(湯川 真理子/著)
この日が3月10日とされたのは、農作業が比較的少ない農閑期に夫人だけの
休息日があったことからもきているそうです。なのでその時に学んだり、
話し合いをしたりすることがしやすいよねということと、”農山漁村女性の
3つの能力(知恵、技、経験)をトータル(10)に発揮してほしいという
願いも込められています。” とのことです。何だかすごく求められますね。
この本は、「農業で生きていく」と決めた強い意志を持って進んでいる
人たちを、毎日放送「ちちんぷいぷい」で農業者をレポートし続ける構成
作家・湯川真理子さんが実際に会って話してまとめたものです。
その中に、「農業女子100人プロジェクト」を取り上げたお話があります。
女子なんて言葉はついていますが、この項目は農業を初めてみたいかも?
という人には、実際に体験した方の声とともにわかりやすく役立つことが書
かれています。
確かに、性別特有の悩みや男女問わない性差別があると思います。ですが、
いつの日かわざわざ”女子”とつけなくとも、農村でも漁村でもよりよくなる
ことを、誰でもが目指すものになればいいな、と節に願います。