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3月11日はパンダ発見の日です。
1869年のこの日、伝道中のフランス人神父アルマン・ダヴィドが、中国・四川省を訪れた際に見せられた白と黒の奇妙な熊の毛皮がきっかけで、西洋でパンダが知られることとなりました。
ダヴィドはパンダのレプリカ標本をパリの自然歴史博物館に送り、その1年後の1870年に、研究を進めたミレー・エドワードが、Ailaropoda-mlanoleucaという学名をつけました。
現在、日本では東京都上野動物園で3頭、兵庫県王子動物園で1頭、和歌山県アドベンチャーワールドで5頭の合計9頭のパンダが飼育されています。
2017年に上野動物園でシャンシャンが生まれた際には、日本中がパンダブームとなりました。
今日の1冊は「読むパンダ」(黒柳徹子/選、日本ペンクラブ/編)です。
浅田次郎、高畑勲をはじめとする著名人や、歴代パンダの飼育に関わった方々が書いたパンダに関するエッセイ集で、パンダキャラクターのデザイン秘話や、日本のパンダ飼育の秘話など、さまざまな職業の皆さんのエッセイが収録されています。
特に、日本パンダ保護協会名誉会長の黒柳徹子さんの対談や座談会は、パンダに対する思いがあふれており、パンダ愛いっぱいの1冊です。