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3月4日はバウムクーヘンの日です。
1919年のこの日、広島県物産陳列館(現在の原爆ドーム)で行われたドイツ展示会で、ドイツ菓子製菓会社ユーハイムの創業者カール・ユーハイムが日本で初めてバウムクーヘンの製造販売を行ったことから、2010年にバウムクーヘンの日が制定されました。
もともと菓子店を営んでいたカール・ユーハイムでしたが、第一次世界大戦の際に捕虜として日本に連行され、収容所生活を過ごします。
その後、日本を永住の地と定め、横浜に日本1号店「E・ユーハイム」を開店しました。
しかし、その翌年、関東大震災で店は倒壊。神戸へ移住して「ユーハイム」を開店し、現在も上海やシンガポールにも店舗を持つお菓子の名店として続いています。
今日の1冊は「空色バウムクーヘン」(吉野万理子/著)です。
お笑い芸人になることを夢見る若葉は、高校に入学してコンビの相方を見つけます。
これでお笑いへの第1歩が踏み出せると思ったのもつかの間、その相方に強引に誘われて入ったウェイトリフティング部で厳しいトレーニングの日々が始まってしまうのです。
主人公の夢に向かって頑張る姿や、部活で仲間と一緒に打ち込む姿に青春を感じられる1冊です。
さて、お笑いとウェイトリフティングの話なのに、なぜバウムクーヘンなのでしょうか?
気になった方はぜひ読んでみてください!