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今日、6月13日は「はやぶさの日」です。
2010年のこの日、小惑星探査機「はやぶさ」が地球に奇跡的な帰還を果た
しました。
2003年に打ち上げられた小惑星探査機の「はやぶさ」は、世界初のサン
プルリターンやイオンエンジンの長時間運行をはじめとする数々の科学的偉業
を成し遂げ、奇跡の帰還を果たしました。それは、約60憶キロ、7年という、
気が遠くなるほどの長旅でした。
「はやぶさの日」は、2012年(平成24年)に一般社団法人・日本記念日協
会により認定・登録されました。「はやぶさ」の開発・運用に関わった人々の
「あきらめない心」、「努力する心」を全国の人々に伝え続けていこうという
意味があります。
そんな「はやぶさの日」である今日の一冊は、
『努力論(いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ11)』
(幸田 露伴/著、夏川 賀央/訳)です。
日本の文豪、幸田露伴が明治末に描いた名著『努力論』を、現代語でとこ
とんまで読みやすく訳した本書は、惜福、分福、植福から成る幸福三説をは
じめ、自分方法、成功の大きさを測る目安など、どんな状況にあっても最も
強いパワーを発揮するための極意が説かれています。西洋の成功哲学に先駆
けて書かれた、日本人による日本人のための成功法則です。
時代を経てもまったく色あせない日本の名著をぜひ一読ください。