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今日は、蛸の日です。
関西地方では半夏生(夏至から数えて十一日目)に蛸を食べる
人が多いことから、蛸研究会により制定されました。
なぜ、この日にタコを食べるのでしょう?
半夏生(はんげしょう)という日は農家にとってはこの頃までに、田植え
や畑仕事を終わらせる大事な目安の日だそうです。
そして、関西地方ではこの植え終わった農作物の豊作を祈って蛸(タコ)
を食べるとのこと。なぜかというと、農作物がタコの足のように大地に
しっかりと根を張ることからきているそうです。
今日の1冊は「蛸: 想像の世界を支配する論理をさぐる」(ロジェ・カイ
ヨワ∥著、塚崎 幹夫∥訳)です。
この様に、タコは生物としては勿論のこと暮らしの言葉の中にも入りこん
でいます。この本は日本でお馴染みのタコが世界ではどんなイメージで扱わ
れてきたのかを辿っていきます。海の怪物や神話、文学の世界まで色んな蛸
が!?美味しいだけじゃない蛸をタコを食べながら知ってみるのも面白いです。