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今日は、広辞苑記念日です。
1955年のこの日、岩波書店の国語辞典『広辞苑』の初版が発行されました。
現在、最新の版は6版から10年の月日を経て2018年1月に発刊された第7版
になります。
今日の1冊は「舟を編む」(三浦しをん/著)
先にあげた広辞苑の最新発刊が前版から10年という年月を経ているように、
辞典や辞書は一朝一夕で編まれるものではありません。
という私も、この「船を編む」を読むまで知らなかったのですが。
玄武書房という出版社に勤める主人公が、辞書編集部に異動になったところ
から、話ははじまります。主人公と辞書編集部の個性的な面々が”大渡海”とい
う辞書を編むことで様々な人間模様を繰り広げます。果たして無事に辞書は完
成するのでしょうか。
この本で、辞書の”紙質”にまでこだわりがある事を知り驚きました。話の中で
知らない事の発見があるのも面白いです。