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1972年のこの日、ワシントンD.C.の民主党本部事務所に忍び込み盗聴器を仕掛けていたグループが、ちょっとしたミスから警察に逮捕されました。
これ以降膨大な捜査と裁判を経て徐々に関係者の姿が明るみになり、アメリカ合衆国を揺るがす大スキャンダルにまで発展したのです。
本日紹介する本は、「オリバー・ストーンがかたるもうひとつのアメリカ史2」です。
結果として、当時大統領であったニクソンは辞任に追い込まれました。
過去にFBIの捜査を妨害するような命令を出すなど、自陣営の利益のために職権を濫用したことが明白になったのです。
この事件がアメリカのみならず世界に及ぼした影響は大きく、テロやスパイを取り締まる外国情報監視法が成立するなど新たな仕組みが生まれました。
政界の裏側を探る著作家は数多く存在しますが、中でもオリバー・ストーンは筆頭でしょう。
彼の書籍から、物事を多角的に見つめる視点を体験してみませんか?