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今日、8月21日は、福島県民の日と制定されています。
福島県は、 1876年8月21日、若松県、旧福島県、磐前県の3県が合併された
現在の福島県が誕生したことに由来します。
明治4年7月14日(1871年8月29日)に明治政府が行った廃藩置県当時は、
藩をそのまま県に置き換えたため現在の都道府県よりも細かく分かれており、
3府302県あったそうです。今の地域分けと重なりがずいぶん異なり、
歴史と地理を両方知ると風景の観方も変わってくるのかなと思います。
今日の一冊は、
『江戸三百藩の崩壊 版籍奉還と廃藩置県』(勝田 政治/著)
江戸幕府の崩壊によって成立した維新政府は、天皇中心の国家をめざす。
当初は諸藩に依拠し、廃藩を意図していなかった維新政府が、
なぜ藩の解体というみちを選んだのか。
明治維新における2大改革である版籍奉還と廃藩置県の実態に迫る。
全国の地図とともに藩から県への移行がまとめられており、
明治維新のころの日本の様子を新たに知ることができる本です。