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今日は、アメリカの辞書編纂者であるノア・ウェブスター(1758年)の誕生日
であることから、「辞書の日」とされています。
ノア・ウェブスターは、教科書の著者、聖書翻訳者、綴字改定(英語版)運動
家、ライター、編集者としても活躍し、「アメリカの学問・教育の父」と呼ばれ
ています。彼が著した「スペリングの青本」は5世代にわたり合衆国の子供に読
み書きを教えました。さらに1828年書版の「アメリカ英語辞書」をはじめとする
メリアム・ウェブスター社の辞書が有名になたことことから、ウェブスターの名
は辞書の代名詞のような扱いになり、彼の誕生日が「辞書の日」とされるように
なったのです。
ところで今、世の中に当たり前のように存在している「辞書」。
分からない言葉があっても、調べればすぐにその意味を私たちに示してくれます。
その「辞書」が、いったいどのように作られているか、ご存知でしょうか。
よくよく考えてみると、辞書を作るという作業は、とっても大変そうですよね。
本日ご紹介する『舟を編む』(三浦 しをん/著)は、出版社に勤める主人公が、辞書
編集部に引き抜かれるところから物語がスタートします。
編集に10年以上を要するのが当たり前という新辞書編纂作業。
主人公はどのように向き合っていくのでしょうか。
著者の、日本語への敬意と愛に満ちた長編小説を、是非ご堪能下さい。