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今日、10月21日は「江戸川乱歩の誕生日」。大正から昭和にかけて本格推理小説、
ミステリーの祖として名を馳せた小説作家・江戸川乱歩(1894-1965年)。本名平井
太郎。貿易会社勤務を始め、古本商、新聞記者など様々な職業を経た後、1923年雑誌
「新青年」に「二銭銅貨」で作家デビュー。その後の代表作は「D坂の殺人事件」
「人間椅子」「陰獣」など。評論に「幻影城」などがある。1947年探偵作家クラブ
(現・日本推理作家協会)の初代会長となり、1954年江戸川乱歩賞を設け、1957年から
は雑誌「宝石」の編集に携わるなど、後進にも力を注ぎ、70歳で生涯を終えた。
今日の一冊は、「怪人江戸川乱歩のコレクション」
(平井 憲太郎/著、本多正一/著、落合教幸/著、濱田雄介/著、近藤ようこ/著)
怪奇・猟奇・幻想・耽美の世界を描く江戸川乱歩はいったいどんな人物なのか。
江戸川乱歩の孫・平井憲太郎氏の「乱歩おじいちゃんとの15年」から始まり、
愛用していた品々や秘蔵の撮影など彼の素顔が浮かび上がってくる。明治大正昭
和を生き抜いた乱歩の生涯の軌跡をたどる一冊となっています。