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なぜ今日は「進化の日」なのでしょうか。
それは、自然科学者であるチャールズ・ダーウィンの「種の起源」が刊行されたことが
理由です。
ダーウィンは「種の起源」のなかで生物の「進化論」を提唱しました。
「種の起源」は一般の人にも読みやすく書かれており、幅広い関心を集めました。
その内容は当時「生物は神や自然の力によって創られ、種は変わることがないもの」
という「天変地異説」が主流だった世の中に、大きな衝撃を与えるものでした。
その後、中立進化説の確立など進化理論は急速に発展し、この説は世に広く浸透しまし
た。そして進化論は現在も、生物の起源を説明する一般論的な立ち位置にある考え方と
なっています。
ちなみに、ダーウィンの誕生日である2月12日は「ダーウィンの日」(Darwin Day)
だそうです。
本日紹介する一冊『世界でいちばん素敵な進化の教室』(長谷川 政美/監修)は、
美しい自然や魅力あふれる生き物の写真と共に、生命の起源からわたしたちホモ・サピ
エンスまで、地球の38億年史をQ&A方式で分かりやすくたどります。現在語られてい
る進化の歴史だけでなく、ビジュアル的にも楽しめる一冊です。