[BookShelf Image]:587
今日は柿の日です。
全国果樹研究連合会により2005年(平成17年)に制定されました。
1895年(明治28年)のこの日、俳人、正岡子規が奈良旅行の際に「柿くへば鐘が鳴る
なり法隆寺」の句をが詠まれたことに因んでいます。
この柿の日は、連合会の中の柿部会により、柿の販売促進を目的として定められました。
今日の1冊は「平凡社俳句歳時記」(水原秋桜子/編)
この柿の日に因まれた子規の句ですが、奈良旅行の際に詠まれたものだそう。
ここでいる”柿”は俳句でいう秋の季語になるんですね。
今日ご紹介するこの本は、春夏秋冬新年の五冊で構成されたうちの”秋”(立秋~立冬)
の巻になります。
歳時記って何?となる方もいらっしゃいませんか?元々はそれぞれの季節の事や物、
年中行事をまとめたものだったそうですが、江戸時代以降に俳句などの季語を集めて
分類し、季語と一緒に解説と俳句を加えた本をさすようになったそうです。
このシリーズは、分類を、事項・天文・地理・人事・宗教・動物・植物で分けられ
ています。ですので、植物のなかに”柿”が。さっそく読んでみると、他にも沢山の柿
を季語として詠まれた句がいくつも載っています。柿だけでこんなに句があるとは。
柿の日に柿を食べながら、一句いかがでしょうか。