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今日は七五三です。
年中行事のひとつで、男の子は数えで3歳と7歳の年に、女の子は5歳の年に
子どもの成長を祝って神社・寺院などに参詣する風習があります。
この七五三、由来としては諸説あるようですが、旧暦11月はその年の実りを
神様に感謝する月であり、旧暦15日は二十八宿で「鬼が出歩かない日」「何
事をするにも吉」とされる鬼宿日に当たったことから11月15日に行われるよ
うになったというもの。そして、有力と言われているのが、後の五代将軍徳
川綱吉の健康を祈って始まったというものです。
今日の一冊は「江戸の縁起物」(木村吉隆/著、藤井恵子/聞き書き,鈴木俊介/写真)
浅草の仲見世通りに江戸末期慶応2年に創業した江戸趣味小玩具の店「助六」
こじんまりとした間口一間の店に、三千点ほどある小玩具のなかから二百点
ほどの縁起のいい玩具を厳選して紹介した本です。
この中にも子どもを災厄から守る意味合いのものもあります。フルカラーで
愛らしいもの趣のあるもの面白いものと見ごたえまんてんの1冊。なかなか
神社に足を運べない方も、玩具のお守りはいかがでしょうか。