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人類はどこから来て、どこへ行くのか。
専門とする社会人類学や民族学にとどまらず、近代の思想に多大な影響を与え、後進の研究者たちに進む道を提示した偉大な哲学者。
1908年の今日、レヴィ=ストロースはベルギーに生まれました。
『やきもち焼きの土器作り』『悲しき熱帯』『我らみな食人種(カニバル)』など、ユーモアと鋭さを併せ持った独特な視点で文明の成り立ちを解き明かす著作は多数。
未開の民族をリサーチし、神話が成立する過程を克明に捉える手法は現代の民俗学のスタンダードになりました。
今回ご紹介する『神話と意味』はラジオ番組での講話を編集した読みやすい書籍です。
彼の基本的な考え方が分かる貴重な資料ですので、ぜひご一読ください。