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 1889年(明治22年)のこの日、東京・木挽町に、初代 歌舞伎座が開場しました。

 今日の一冊は『新版 歌舞伎』(河竹 登志夫著)です。

 世界無形遺産にも認定されている歌舞伎の、海外での反響についてや、劇場と観客、演技と演出など様々な視点で解説がなされています。

 本書によると、初代 歌舞伎座内部は純和風でしたが、外観は意外にも西洋式だったと書かれています。その理由としては『欧化改良』が叫ばれた時代でもあったからだそうです。

 

 その後、1911年(明治44年)11月に歌舞伎座は純日本式の宮殿風に大改装されました。

 そして1923年(大正12年)に自火に続いて、関東大震災に遭い焼失し、1925年に第3期歌舞伎座が開場されます。

 しかしこの建物は、第二次大戦敗戦前の1945年5月に大空襲により焼かれ、1951年1月に新装開場を果たしました。

 そこから60年の歳月を経て、老朽化が目立つようになり、2013年4月、現在の第五期歌舞伎座が開場されました。

 第五期歌舞伎座は、当館の設計も手掛けていただいた建築家 隈研吾氏によって設計されています。

 火災や戦災に遭うなど様々な変遷はありましたが、代表的な歌舞伎劇場として知られています。

 

 

 

 

 

2024年 (令和6年)
11月26日(火)
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時間:9:00~20:00
休館:火曜日(毎週)、金曜日(最終週のみ)