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今日は大工さんの日です。
日本建築大工技能士会が1999(平成11)年に制定しました。
制定した会によると、この日には日頃の仕事に先ず感謝し、そして技能・
技術の更なる習得・向上を誓い合い子どもたちの夢と希望を大拙にして後
継者の指導育成に改めて尽力をつくすことを確認されるとのこと。
制定の事由はなんと4点からきています。
11月が「技能尊重月間」であること。「十一」を組み合わせると「士」
となり「建築士」にふさわしいこと。22日は大工の神様とされる聖徳太子
の命日であること。「11二二」を組み合わせると、11は二本の柱を表し、
二は土台と梁あるいは桁を表して軸組合の構造体となり、11月22日が
大工との関係が密接であることから。
今日の1冊は「木に学べ」(西岡常一/著)
この日の事由の一つにもなっている聖徳太子といえば、法隆寺ではないでしょうか。
その法隆寺の大修理に携わった、最後の宮大工棟梁である著者が宮大工としての
心得、技術、木と共にあり得たことを綴った本書。その一つ一つが日本文化の何た
るかを浮かびあがらせています。ぜひ大工の日にご一読ください。