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今日は、人間の連帯国際デー(International Human Solidarity Day)です。
世界の多様性をの連帯を祝い、2000年に採択された「ミレニアム開発目標」の達成に向けて
団結していこうというものです。2006年に国際連合により制定されました。
この「ミレニアム開発目標」は、「SDGs(持続可能開発目標)」も引き継がれているもので
す。世界中の誰もがこぼれおちることなく、よりよい未来のために持続できる目標を達成し
ていける事が願われています。
今日の1冊は「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」(ブレイディみかこ/著)
本屋大賞のノンフィクション大賞をはじめとし、多くの賞を受賞しているこの作品。
ハイソサエティな小学校から人種も貧富もごちゃ混ぜの中学校に進学した”ぼく”の日常と子ど
もを通して思いを馳せる母の記録。
舞台はイギリスで、日本での様子も少しでてくるのですが、全く他人事として読めないもの
がありました。日常に溶け込んでいる差別するされる現実が自分事として読めます。
といっても、全く堅苦しくなく、説教時見てもいない本書。多様性とか小難しい言葉はさて
おいて、身近な自分事として読める1冊です。