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1928年(昭和3年)のこの日、NHKのラジオ放送により大相撲の生中継が始まり
ました。
それにより、放送時間内に全取り組みをおさめるため、幕内10分、十両7分、幕下
以下5分(※)の制限時間設定と共に土俵に仕切り線が設けられることになり、取組
前の立ち合いにも制限時間が設けられることとなりました。それまでは「力士同
士の気が合うまで何回でも繰り返してOK」となっていたため、一時間以上も立
ち合いを繰り返す取り組みもざらにあったそうです。
今日紹介する一冊は、
『大相撲の解剖図鑑』(伊藤 勝治/監修)です。
本書は、おしゃれなイラストと楽しい文章で、知っているようで知らなかっ
た大相撲の魅力、観戦の楽しみ方などを徹底図解しています。
大相撲にまつわる全ての項目を、約400点のイラストを使って細かく・分か
りやすく解説する、相撲ファンでなくても相撲に興味を持たざるを得ない大
変読みやすく楽しい一冊です。
※力士の番付上の階級を表す用語
序ノ口→序二段→三段目→幕下→十両→幕内の順に上がっていく。