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今日、4月7日はアトムの誕生日です。
漫画『鉄腕アトム』が初めて月間少年雑誌『少年』に連載を開始したのが
1952年4月7日でした。
原作の中で「半世紀後にアトムが誕生する」設定となっていたことから、
公式に2003年4月7日がアトムの誕生日、となっています。
今日の一冊、『鉄腕アトム』(手塚治虫/著)の連載は1952年~1968年の
16年間つづきました。
1963年からはモノクロでテレビアニメ化され、平均視聴率27.4%を記録し、
その後世界各地でも放映されました。1980年からはカラーアニメとして復活、
2003年には『ASTRO BOY 鉄腕アトム』として2回目のリメイクが放映され、
2009年にCGアニメーション映画『ATOM』が公開されました。
現在の日本のロボット工学学者たちには幼少時代に『鉄腕アトム』に触れた
ことがロボット技術者を志すきっかけになっている人も多く、
日本の高水準のロボット技術力にはこの作品の貢献が大きいと言われています。
アトムの世界とまではいかずとも、今はインターネットが急速に普及し、
ひとり一台スマートフォンを持つような世の中になりました。
AI技術の進歩による問題が叫ばれる昨今ですが、便利になる一方で
コンピューターに依存するような社会になってきているとも言えるかもしれません。
手塚治虫は言いました。「相いれない機械と人間。アトムはその仲介役なのだ」
アトム誕生から70年、今改めて読んでみることによって気付くことが沢山あると思います。