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本日4月19日は419(しいく)の語呂合わせから「飼育の日」と定められています。
動物園、水族館で働く人の仕事に関心を持ってもらうため、この記念日が制定されま
した。
飼育の日の発案者は多摩動物園の飼育係。もっとたくさんの人に飼育の仕事を知って
もらおうと、2009年よりPR活動をはじめました。同年、全国の動物園と水族館が加盟
する日本動物園水族館協会もこの日を「飼育の日」として正式に定め、全国の加盟
施設が4月19日に飼育に関するイベントを開いてきました。
そして去年2020年に、日本記念日協会より正式な記念日として認定されました。
今日ご紹介する1冊は。
『桂浜水族館公認 飼育員のトリセツ』
(桂浜水族館/監修)
です。
飼育係さんの印象が強い高知の動物園、水族館と言えば、高知桂浜水族館が浮かびま
す。桂浜水族館といえばTwitterから火がついて、人気爆発している飼育員さんがい
る、とってもユニークな水族館。
本書は、その桂浜水族館公認の一冊で、水族館監修でつくられた本です。しかし、こ
の本がフォーカスしているのは展示の生き物ではなく「飼育員」。
桂浜水族館で働く飼育員の魅力を余すところなく発揮した本書は、飼育員としての仕
事はもちろん、仕事に対する思いや、担当する生物とのかかわりなど、普段なかなか
知る事の出来ない飼育員としての仕事が具体的によくわかります。
また、飼育の仕事だけでなくそれにかかわる広報担当者の仕事まで、人間味豊かに紹
介されています。
「飼育係」というお仕事の魅力を、たっぷり味わうことができる一冊です。