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7月9日、10日は東京の浅草寺境内にて、ほおずき市がにぎにぎしく開かれ
ます。浅草寺本尊である観音菩薩の縁日のうち、特に多くの功徳を積める
とされている功徳日です。この日に参詣すると、四万六千日参詣したのと
同等の功徳があるとされています。
4万六千日は126年にあたり、ほぼ人の寿命の限界に匹敵するため、およそ
一生分の功徳を積める縁日だということです。境内は、100件ものほおずき
屋台が軒を連ねます。色鮮やかなほおずきは、昔は薬用にもされていたそう
です。こどもの頃、ほおずきを笛にして遊びましたが、皆さんはご経験あり
ますか?
今日の一冊は、伝説の名著「ぼくの浅草案内」(小沢昭一著)です。
当代随一の浅草通・小沢昭一による、浅草とその周辺の街案内。歴史と人情
と芸能の匂い色濃く漂う街を限りない郷愁をこめて描きます。
「浅草の街へまぎれこむと、私の心はじんわりと休まる」