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今日は、アメリカの宇宙船アポロ15号が月面着陸した日です。
この宇宙船はこれまで行われた有人飛行として最も成功したものとして、
発表されました。
4度目の月面着陸飛行であり、8回目の有人飛行を成功させたアポロ15号。
アポロと聞くと人類が初めて月に着陸したアポロ11号が浮かびませんか?
今日の1冊は「3つのアポロ:月面着陸を実現させた人びと」(的川 泰宣/著)
1960年代に誕生した「アポロ計画」人間が月に行き、降り立ち、地球へと帰っ
てくること。この計画がどんな背景で生まれ、そしてどんな困難な道を歩んで
きたのか。この3つのアポロの3つとは技術者、飛行士、化学者をさしていま
す。宇宙飛行士の存在が大きく表にはでますが、飛行士だけでは宇宙へと飛び
立つことができないこと、そしてまた技術者や科学者だけでは宇宙へ行けない
こと、当たり前のことかもしれませんが、表だけでも裏方だけでも成り立たな
い世界がこの本では描かれています。宇宙の計画と考えると壮大ですが、誰か
一人だけでは成り立たない世界というのは、日常生活にも言えることだと我が
身に照らし合わせることもできる一冊です。