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今日は花火の日です。
本日8月1日が花火の日になった理由は、花火に関するいろいろな出来事が
8月1日に重なったことに由来しているそうです。
まずひとつ目は、1948年に戦時中に禁止されていた花火が解禁になったこと。
ふたつ目は1955年、都内の花火問屋で花火の大規模な爆発事故が発生したこ
と。そして3つめは、教祖祭PL花火芸術という世界一と言われる花火大会が、
毎年8月1日に開催されていること。このような事柄が偶然にも8月1日に重な
ったことから、同日が「花火の日」に制定されました。
「花火の日」には、花火を鑑賞して楽しむとともに、どんな種類の花火で
も、その危険性をしっかり認識しようということが呼びかけられています。
それにしても、去年から新型コロナウィルス感染拡大の影響で、各所の花
火大会が軒並み中止になり、久しく花火を見ていないという人も多いので
はないでしょうか。なんとも淋しいものです。
夏の風物詩と言える花火大会を、家族や友達、恋人と毎年楽しめるという
「あたりまえの」のありがたみを、コロナウィルスは教えてくれている気
がします。
さて、今日紹介するのは「ものと人間の文化史シリーズ」の
『花火』(福澤徹三/著)です。
花火という文化は、どのような起源で、どのような技術的変遷をたどり、
現在のような一般市民に親しまれる娯楽として定着したのでしょう。
この本を読めば、花火を歴史的背景までをも通して、より深く楽しめる
ようになるでしょう。