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8月18日はモンゴル帝国の初代皇帝、チンギス・カンの忌日です。13世紀に
彼の築いた帝国は後に、当時の世界人口の過半数を有する人類史上最大の帝国
となりました。
チンギス・カンという名前は彼がモンゴル高原の諸部族を統一した際にモン
ゴルに使えていたシャーマンが奉った名前で、生まれた時の名前はテムジンと
いう名前だったそうです。
また、チンギス・カンという名前に関しても表記が多数存在しているため、
ジンギス・カンやチンギス・ハーンという名前で記憶している人も多いのでは
ないでしょうか。
チンギスによるモンゴル統一後、彼の子孫たちによる領土拡大は続いていき、
最終的にはユーラシア大陸の大半を領土とする大帝国になったということもあり、
故国モンゴルでの彼の扱いは建国の英雄であり、その人気は絶大です。
今日紹介する一冊は『チンギス紀』(北方謙三/著)です。
テムジンの出生からモンゴル統一までの話を描いた歴史小説で、教科書などには
あまり載らないストーリーが知れるので、ぜひ読んでみてください。