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文豪・島崎藤村(しまざきとうそん)は、昭和18年8月22日に没しました。
命日にあたる8月22日に、藤村文学の愛好者らが藤村記念館前に集い、花や歌を捧げて、その遺徳を偲んでいます。
英語教師の傍ら詩作に励み、ロマン主義の『若菜集』で頭角を現した藤村。
やがて長野県小諸市に移り住み、そこから小説家として新たな歩みを始めます。
欧州から流入した自然主義思想に目覚め、『破戒』『春』、そして到達点の一つと言われる『家』などを発表しました。
ありのままの人間の営みを描き続けた藤村の作品を、この機会にぜひご一読ください。