雲の妖精・くもっぴーが二十四節気にのせておすすめの本をご紹介するヒョン♪
夏もそろそろ本番になってくるヒョ~
【夏至】は、一年を通して一番日の出から日の入りが長くなる日だヒョウ。
日本ではまだまだ梅雨の最中であることが多いけど、次の節気【小暑】に
向けてどんどん暑くなっていくよ。
夏至の間にある七十二候には、「乃東枯るる(なつかれくさかるる)」と、
「菖蒲華さく(あやめはなさく)」、「半夏生ず(はんげしょうず)」の三つが
あって、乃東(ウツボグサ)、菖蒲、ハンゲショウはどれも薬用植物のことを
言っている文だよ。
薬草がたくさんできる季節ということで、今回は『薬草』をテーマに
本を紹介するヒョー。
[BookShelf Image]:1705
『薬草の博物誌』(佐野由佳、高橋京子、金原宏行、水上元/著)
江戸時代の薬草研究を中心に解説した一冊で、昔からハンゲショウを
薬に使っていた事が分かるよ。
『ひみつの薬箱』(ジュヌヴィエーヴ・グザイエ/著)
中世ヨーロッパで書かれた薬草に関する装飾写本を解説した一冊だよ。
江戸時代の日本と比べると薬草の描き方がちょっと違う気もするね。
『世界有用植物誌』(ヘレン&ウィリアム・バイナム/著)
薬草だけじゃなくて、色々な場面で使われている植物をまとめた本だヒョウ。
出てきている全部の植物に植物画がついていてページをめくるだけでも楽しいヒョ~。
『魔女の庭』(サンドラ・ローレンス/著)
薬草がそれぞれ持っている古い歴史を紹介した本だよ。マンドレイクなんか
は架空の植物だと思ってたけど本当にあるらしいぞ。
『身近な薬用植物』(指田豊、木原浩/著)
春夏秋冬で採れる薬草を分けて写真付きで紹介した本だヒョン。ウツボグサは
夏至の季節に枯れはじめるんだけど、枯れたら生薬として使えるようになるんだって。