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1966年10月21日、日本労働組合総評議会がアメリカ軍のベトナム戦争介入に
反対する全国政治ストライキ「ベトナム反戦統一スト」が行われ、
それを全世界の反戦運動団体に呼びかけたことに由来して記念日が制定され
ました。
翌年1867年の10月21日には、アメリカ・ワシントンD.Cでも10万人を超える
規模となったベトナム戦争反対デモ「ペンタゴン大行進」が行われ、ヨーロッパ
諸国でも反戦の意を表明する示威活動が展開されました。
記念日自体は日本独自のものですが、ベトナム戦争終結後も”世界平和実現の
ための行動の日”として世界各地で反戦デモ講義活動や集会が行われています。
今日の一冊は、『戦争という仕事』(内山 節/著)
「戦争というのは軍隊だけで行われているのではない…戦争は様々な人たちの
様々な仕事の集積の上に展開している…だがその結果行われているものは、人間
たちの愚行である戦争だ」
現代の私たちの仕事の世界でもこういった矛盾を形成していってしまうと内山節は
指摘する。
”仕事”というキーワードを通して戦争と現代社会を紐解いてゆく。